生理学学習メモ(5)

消化管ホルモン

ガストリン
セクレチン
コレシストキニン
GIP
グルカゴンペプチド
モチリン
腸管グルカゴン
ソマトスタチン
オータコイド

神経ペプチド
血管作動性腸管ペプチド
ガストリン放出ペプチド
エンケファリン

膵臓

腹腔動脈と上腸間膜動脈の枝が分岐
迷走神経で支配される

膵液

1500mLの膵液を外分泌腺から分泌
液体中にはHCO3が含まれpH8

膵液
\(Na^{+} K^+ Ca^{2+} Mg^{2+} HCO_3^{-} \)
円柱上皮細胞によって生成される
\(HCO_3^{-} Cl^{-}\)は分泌速度に依存

\(HCO_3^{-}\)は\(Na^{+}\)と一緒に共輸送体で輸送される。その後、\(Cl^-\)と交換して排出される。

膵液の酵素成分

・蛋白質分解酵素
トリプシン、キモトリプシン
・デンプン分解酵素
アミラーゼで消化
・脂肪分解酵素
・核酸分解酵素

酵素成分を働かせる機構
トリプシノーゲンがENTPによって活性化するとトリプシンになる。トリプシンは
キモトリプシノーゲン、プロエラスターゼ、カルボキシペプチターゼを活性化する

トリプシンの危険性

膵臓内にトリプシンがはいると危険

でんぷんの消化過程

アミラーゼ→マルターゼ→グルコース

膵リパーゼによる脂肪分解

トリアシルグリセロール→ジグリセリド→モノグリセリド
ステアリン酸*2

膵液の分泌調節

頭相:20% 外見、味、匂い→迷走神経活動促進
胃相:10% ガストリン、迷走神経反射を介するもの
腸相:70%

小腸

小腸の酵素は刷子縁酵素のみ

単糖類と食事性炭水化物の消化産物の吸収

ラクトース→ガラクトース
スクロース→フルクトース

SGLT1 NA+の共輸送体
グルコース濃度が高いとGLUT2で拡散吸収する

大腸

役割

水分の吸収は9割以上小腸で吸収され、一部は大腸で吸収される。これによって水分の調節が行われる。

NaCl水の吸収

コレラはcAMPを増加させてCl-を過剰排泄して、浸透圧性下痢を起こさせる。

肛門括約筋の神経支配

外肛門括約筋 – 陰部神経
内肛門括約筋 -骨盤内臓神神経

下痢の原因

原因 機序
浸透圧性 ラクターゼ欠損 浸透圧亢進
細菌性 コレラ毒素 水電解質の分泌亢進
神経性 アセチルコリンの過剰分泌 蠕動運動亢進
アレルギー性 ヒスタミン 蠕動運動亢進

浸透圧性の下痢とは

腸管内に非吸収性の物質があると大腸での水分の吸収を妨げる

胃酸の調節

+ ヒスタミン、ガストリン、アセチルコリン
ー プロスタグランジン、セクレチン、ソマトスタチン

酸分泌抑制薬

ヒスタミン:\(H_2\)受容体阻害薬
アセチルコリン: ムスカリン受容体阻害薬
プロトンポンプ阻害薬

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