Contents
消化管ホルモン
ガストリン
セクレチン
コレシストキニン
GIP
グルカゴンペプチド
モチリン
腸管グルカゴン
ソマトスタチン
オータコイド
神経ペプチド
血管作動性腸管ペプチド
ガストリン放出ペプチド
エンケファリン
膵臓
腹腔動脈と上腸間膜動脈の枝が分岐
迷走神経で支配される
膵液
1500mLの膵液を外分泌腺から分泌
液体中にはHCO3が含まれpH8
膵液
\(Na^{+} K^+ Ca^{2+} Mg^{2+} HCO_3^{-} \)
円柱上皮細胞によって生成される
\(HCO_3^{-} Cl^{-}\)は分泌速度に依存
\(HCO_3^{-}\)は\(Na^{+}\)と一緒に共輸送体で輸送される。その後、\(Cl^-\)と交換して排出される。
膵液の酵素成分
・蛋白質分解酵素
トリプシン、キモトリプシン
・デンプン分解酵素
アミラーゼで消化
・脂肪分解酵素
・核酸分解酵素
酵素成分を働かせる機構
トリプシノーゲンがENTPによって活性化するとトリプシンになる。トリプシンは
キモトリプシノーゲン、プロエラスターゼ、カルボキシペプチターゼを活性化する
トリプシンの危険性
膵臓内にトリプシンがはいると危険
でんぷんの消化過程
アミラーゼ→マルターゼ→グルコース
膵リパーゼによる脂肪分解
トリアシルグリセロール→ジグリセリド→モノグリセリド
ステアリン酸*2
膵液の分泌調節
頭相:20% 外見、味、匂い→迷走神経活動促進
胃相:10% ガストリン、迷走神経反射を介するもの
腸相:70%
小腸
小腸の酵素は刷子縁酵素のみ
単糖類と食事性炭水化物の消化産物の吸収
ラクトース→ガラクトース
スクロース→フルクトース
SGLT1 NA+の共輸送体
グルコース濃度が高いとGLUT2で拡散吸収する
大腸
役割
水分の吸収は9割以上小腸で吸収され、一部は大腸で吸収される。これによって水分の調節が行われる。
NaCl水の吸収
コレラはcAMPを増加させてCl-を過剰排泄して、浸透圧性下痢を起こさせる。
肛門括約筋の神経支配
外肛門括約筋 – 陰部神経
内肛門括約筋 -骨盤内臓神神経
下痢の原因
原因 | 機序 | |
---|---|---|
浸透圧性 | ラクターゼ欠損 | 浸透圧亢進 |
細菌性 | コレラ毒素 | 水電解質の分泌亢進 |
神経性 | アセチルコリンの過剰分泌 | 蠕動運動亢進 |
アレルギー性 | ヒスタミン | 蠕動運動亢進 |
浸透圧性の下痢とは
腸管内に非吸収性の物質があると大腸での水分の吸収を妨げる
胃
胃酸の調節
+ ヒスタミン、ガストリン、アセチルコリン
ー プロスタグランジン、セクレチン、ソマトスタチン
酸分泌抑制薬
ヒスタミン:\(H_2\)受容体阻害薬
アセチルコリン: ムスカリン受容体阻害薬
プロトンポンプ阻害薬