常磐線乗りつぶし(岩沼→日暮里)

震災が終わってから7年経ち、不通区間も浪江〜富岡のわずか4駅となった。その残された不通区間も30分代行バスに乗車することによって通過することも可能になり、仙台〜東京を普通列車で8時間で往来することが可能となった。
今回は仙台から東京までの移動のついでに復活した常磐ルートを通ることにした。

仙台からは原ノ町行きに乗車し、原ノ町駅で北側の終点、浪江行きに乗り換えた。原ノ町駅は一年前に来ていて、その時に通った駅の東側と西側を結ぶ跨線橋を再び通って駅の外景を撮った。

浪江駅では代行バスの案内があった。それによると1日5.5往復らしい

代行バスでは写真撮影が禁止のため、福島第一原発のクレーンや使われてないガソリンスタンドや飲食店などを目にしたもののカメラに収めることはしなかった。途中一時的に線量が高くなった場所があり原発の近さを感じた。
富岡駅では駅に新しく併設したコンビニで食事を買ってそれをイートインで食べながら電車の到着を待った。イートインにはテレビがあり、女子レスリングのパワハラ問題を報じていてぼんやりとそれを眺めていた。

やがてやってきた列車に乗った。この列車は水戸行きだったが、友人がかつて住んでいた日立という街を見てみたかったこともあり、日立駅で降りた。日立駅はガラス張りになっていて、海が見渡せる形になっていた。

日立駅周辺を散策して駅にある海を見渡せるカフェで少し休んだ後、再び電車に乗り水戸駅を目指した。
水戸では駅ビルでラーメンを食べて、その後は千波公園を経由して偕楽園を見に行った。

偕楽園は日本3大庭園に数えられる有名な公園らしい。今はちょうど梅まつりをやっていたので、満開になった梅の花を眺めてきた。

それから混雑したバスに乗って水戸駅に戻ってきた。その時に駅の北側は結構栄えているとわかったのでまた来ることがあったら今度は駅の北側を散策したいと思った。
水戸からはグリーン車にのって快適に東京まで移動して常磐線の旅は終わった。

常磐線駅探訪(1)〜逢隈駅〜

今日は大回り乗車でリゾートみのり号に乗る予定だったが、仙台駅で指定席が満席であることを知って、急遽予定を変更して常磐線の旅にでることにした。

行き先は電車の中で考えていたが、あまり遠くに行きすぎると交通費が嵩むことも考えて結局岩沼駅から一駅離れた逢隈駅を訪問することにした。


逢隈駅は亘理町にある小さな無人駅だった。着いたらまず朝ごはんを食べてなかったので早めにランチを取ろうと思って周囲にいい店がないか探したら駅から近いところによさげな場所をみつけたのでそこでパスタを食べた。なかなかいい店だったのでまた来ることがあったらその時も訪れたい。

次に平安時代の遺跡、三十三間堂官衙遺跡を訪れた。


遺跡にはわかりやすく遺跡であることを示唆するものがなく、遠い昔にあったものを各々の想像で臨む場所なのだと感じた。
それから、阿武隈川の土手を歩いて槻木駅を目指した。

阿武隈川は一級河川で川幅が広く雄大な景色が広がっていた。

柴田町へ続く橋の上では記念碑があった。それによると
新古今和歌集や古今和歌集では阿武隈を詠んだ歌がいくつかあるらしい
「君にまた阿武隈川を待つべきに残り少なき我ぞかなしき」
「阿武隈に霧立ち曇り明けぬとも君をばやらじ待てばすべなし」
橋を渡ると町が広がっていてほどなく槻木駅についた。すぐにやってきた列車に乗って帰路に着いた。

仙石線駅探訪(2)〜陸前浜田駅〜

松島海岸と東塩釜の間にある陸前浜田駅に行ってきました
ここは隠れた松島観光スポットで瑞宝ヶ丘や馬の背などがあります。今日は出かけた時間が遅く日が暮れかけていたので瑞宝ヶ丘まで行った後そのまま引き返してきましたが、また別の機会に来ようかと思います。

瑞宝ヶ丘までは人家のない舗装された山道を歩いていきます。

道中では遠くに塩釜の街を臨むことができます

消化・吸収生理学まとめ

外分泌と内分泌の違い

外分泌は分泌されたものが導管を通って組織に送られてその場で作用すること
内分泌は導管を通行せず血流を通して標的となる臓器にたどり着き作用すること。

唾液の分泌調節機構

唾液は大唾液腺(耳下腺と顎下腺と舌下腺)から放出され、顎下腺が70%で最大である。
唾液は交感神経優位になると粘性が高くなり、副交感神経優位になると漿液性が高くなる。

嚥下の3相について

口腔相、咽頭相、食道相の3相がある。
口腔相では随意運動が可能で軟口蓋が閉鎖できる。咽頭相は反射運動で喉頭蓋が閉鎖する。食道相は不随意運動で蠕動運動する

胃壁にある細胞(主細胞、副細胞、壁細胞)の働き

主細胞

ペプシノーゲン(ペプチドの不活化分子)を分泌する。

壁細胞

HClと内因子を分泌する。

副細胞(頸部主細胞)

胃腺の開口部にあり表層の上皮細胞とは異なる粘液を分泌する。この粘液は胃の粘膜を守る働きを持つ。

胃酸の機能、胃酸分泌調節の3相

胃酸の機能に殺菌作用がある。また、胃酸のHClはペプシノゲンを活性化しペプシンにする。他に結合組織、繊維の分解も行われる。

胃液分泌の3相

脳相

食物による物理的刺激と食物の視聴覚的刺激により迷走神経が興奮し、アセチルコリンを介してG細胞と壁細胞へ伝えられ、G細胞はガストリンを分泌し、壁細胞の塩酸分泌を促進する。

胃相

食物が胃に入ると物理的刺激が壁細胞を化学的刺激がG細胞を刺激しガストリンヒスタミンの分泌によって胃液分泌が亢進する。胃液のpHが2~3以下になるとガストリンの分泌は低下する。

腸相

酸性の胃内容物が十二指腸に作用し、セクレチン,
GIP,ソマトスタチンが分泌される。これらは胃液の分泌を抑制する。

十二指腸の内分泌機能

酸性の胃内容物が十二指腸に作用し、セクレチン,
GIP,ソマトスタチンが分泌される。これらは胃液の分泌を抑制する。

小腸の機械的消化

分節運動では輪状筋の収縮によって多数の収縮輪が生じ内容物が混和される。
蠕動運動では上行性ニューロンはM-ENKを分泌して上流の平滑筋を弛緩させる。また、下行性ニューロンはVIPやATPによって弛緩させる。

膵臓の外分泌機能

1日1500mLの膵液を外分泌腺から分泌する。液体中には\(HCO_3^{-}\)が含まれpH8くらいである。脂質、たんぱく質、炭水化物を消化する酵素を含む。

液体中のイオン

\(Na^+,K^+,Ca^{2+},Mg^{2+},HCO_3^-,Cl^-,SO^4_{2-}\)

酵素成分

・たんぱく質分解酵素
トリプシン、キモトリプシン、カルボキシペプチターゼ
・でんぷん分解酵素
アミラーゼ
・脂肪分解酵素
リパーゼ

酵素を働かせる機構

ENTPによってトリプシンが産生することによってキモトリプシンエステラーゼなどが生成される。

肝臓の機能について

炭水化物の消化と吸収

でんぷんはαアミラーゼ、膵アミラーゼによって二糖類(マルトースなど)に分解される。さらにマルトースはマルターゼによってグルコースに、ラクトースはガラクトースとグルコースに、スクロースはスクラーゼによってグルコースとフルクトースに分解される。

グルコースやガラクトースはSGLT1によって2個の\(Na^+\)と共に小腸上皮細胞に吸収される。細胞から間質へはGLUT2によって輸送される。また、フルクトースはGLUT5によって輸送され、一部はグルコースに変換され、GLUT2やGLUT5によって輸送される。

たんぱく質の消化と吸収

エンドペプチターゼ(ペプシン、トリプシン、キモトリプシン)、エキソペプチターゼ(膵カルボキシターゼ、アミノペプチターゼ)によって消化されアミノ酸として吸収される。アミノ酸は\(Na^+\)輸送体(一部は\(H^+\)輸送体)によって小腸上皮細胞に吸収される。

脂質の消化と吸収

脂質の大部分はトリグリセリドコレステロールであり、一部に脂溶性ビタミンが含まれている。トリグリセリドは膵リパーゼにより脂肪酸(ステアリン酸など)とモノグリセリドへ分解される。脂肪酸、モノグリセリド、コレステロール、胆汁酸はミセルを形成し、小腸粘膜面へ拡散する。

排便反射

直腸の伸展刺激は骨髄内蔵神経を介して仙髄に送られ、そこから骨盤内臓神経を介して内肛門括約筋は弛緩する。排便できる状況になると陰部神経を介して外肛門括約筋を弛緩させ随意性排便を行う。

先天性巨大結腸症の病態生理

アウエルバッハ神経叢の機能不全で蠕動運動ができなくなり直腸が肥大化する症状。